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カイポケファクタリングの特徴と介護事業者向けメリット

目次

カイポケファクタリングとは?介護事業者の資金繰りを支える仕組み

介護事業を続けるうえで、毎月の給与や家賃を滞りなく支払うための資金繰りは避けて通れない課題です。とくに介護報酬は国保連からの入金まで2〜3ヶ月かかるため、売上はあるのに手元資金が足りない状況に陥りがちです。そこで注目されているのが「カイポケ ファクタリング」。介護報酬を早期現金化し、入金までの空白期間を埋める仕組みについて解説します。

ファクタリングとは何か

ファクタリングは、売掛金(債権)を第三者に譲渡して早期に現金化する仕組みです。融資ではなく債権の売買にあたるため、借入ではない点が特徴です。金融機関からの借入と異なり、バランスシート上の負債を増やさずに資金を調達できるため、銀行からの与信枠を温存したい中小事業者にも利用されやすいスキームです。

介護業界特有の入金サイクルと資金繰りの課題

介護報酬は国保連の審査を経て入金されるため、通常2〜3ヶ月のタイムラグが生じます。この長いサイクルが原因で人件費や運転資金が不足しやすく、中小事業者の約7割が資金繰りに課題を抱えているとされています。

とくに、以下のような局面では、将来的な売上増加の見込みがあっても、当面のキャッシュが不足しやすくなります。

  • 新規開設から軌道に乗るまでの期間
  • 利用者数が増加している局面
  • 加算取得に伴い、一時的に人件費が増加する局面

この結果、賞与や残業代の支払い遅延、設備更新の先送りなどが生じ、サービス品質にも影響が出るリスクがあります。

カイポケファクタリングの基本概要

カイポケファクタリングは、介護特化のSaaSである「カイポケ」と連動し、国保連に対する介護報酬債権を対象に早期現金化を行うサービスです。請求額の約80%を、およそ1.5ヶ月前倒しで入金する仕組みが中心となっています。

カイポケの請求機能と一体化しているため、利用実績の入力から国保連請求、ファクタリングによる資金化までをワンストップで処理できる点が特徴です。訪問介護、デイサービス、訪問看護、放課後等デイサービスなど、幅広い介護・福祉事業所で利用されています。


カイポケファクタリングの仕組み

対象となる介護報酬債権(国保連請求)の範囲

対象は原則として、国保連へ請求した介護報酬債権のみです。介護保険法に基づいた公的保険給付分が中心であり、民間の自己負担分や任意サービスの利用料などは一般的に対象外となります。

国保連債権は公的債権で回収性が高く、国保連からの支払い遅延や債権不良の事例が少ないことから、ファクタリング会社側にとってもリスクが低い領域です。その分、手数料水準や審査条件が、一般の商取引債権に比べて有利になりやすいという特徴があります。

80%を1.5ヶ月早く資金化できるフロー

カイポケファクタリングの基本的な流れは次のとおりです。

  1. 事業者がカイポケ上で請求データを登録
  2. カイポケが債権を買取審査
  3. 審査通過後、請求額の約80%を即時入金
  4. 国保連からの正式入金後、残金を精算

通常、介護報酬は請求月の翌々月に入金されますが、カイポケファクタリングを利用することで、請求月の翌月前半〜中旬頃に前倒しで振り込まれるイメージになります。

残り約20%は、国保連から実際に入金された金額を確認したうえで、手数料などを差し引いて精算されます。そのため、請求内容と実入金額の差異(返戻・減額)が発生した場合にも、整合性を取りながら処理されます。

実際の利用ステップ(申し込み〜入金まで)

標準的な利用ステップは次のとおりです。

  1. カイポケのアカウント登録・事業所登録
  2. 利用者情報登録・サービス実績入力
  3. 通常どおり国保連へのインターネット請求
  4. 請求データがカイポケ側から自動的にファクタリング審査へ連携
  5. 債権譲渡契約の締結
  6. 審査完了後、即日〜数日で入金

システム連携により手作業が少なく、従来型ファクタリングのように、請求書や実績報告書などの紙書類を別途提出する必要はありません。導入後は運用負担をほとんど増やさず、資金化だけを前倒しできる点が特徴です。

他社から乗り換える際の流れと「売掛金の穴」の回避

既に他社ファクタリングを利用している場合でも、カイポケの審査スケジュールに合わせて移行することで、入金の空白期間を作らない運用が可能です。

他社サービスで直近分の請求をすでに資金化している場合でも、次回の請求タイミングに合わせて、カイポケ側の前倒し入金日程を調整できます。これにより、「今月分は資金化されない」という期間を作らずに乗り換えることができます。

結果として、売掛金の回収タイミングが一時的に通常の2〜3ヶ月サイクルに戻ってしまうような「売掛金の穴」を避けながら、スムーズにカイポケファクタリングへ移行できます。


カイポケファクタリングの主な特徴

介護事業に特化したファクタリングサービス

介護報酬に特化しているため、介護業界の実情に即した審査と運用が可能です。訪問系サービスや通所系サービスなど、事業モデルごとの売上の季節変動、加算取得状況、国保連からの入金パターンなどを前提とした与信判断が行われます。

また、「介護報酬特有の請求返戻」についても理解があるため、介護特有の事情に起因する一時的な売上変動があっても、一般のファクタリング会社と比べて、必要以上に厳格な審査をされにくいという安心感があります。

カイポケ介護ソフトと連動した自動・高速審査

請求データがカイポケから自動連携されることで、書類不備が減り、審査が高速化します。カイポケのクラウドシステム上で、利用実績・単位数・請求額が一元管理されており、必要情報はAPI等を通じてそのまま審査側に渡されます。

この仕組みにより、請求データの転記ミスや入力漏れを原因とする審査遅延が起きにくく、最短即日〜数日程度で入金まで完了するケースもあります。請求ソフトとファクタリングを別々に運用する場合と比べると、「二重入力が不要」「問い合わせ窓口が一本化される」といった運用面のメリットも大きいと言えます。

非融資型で金利負担なし、手数料ベースで利用可能

カイポケファクタリングは融資ではなく債権買取であるため、費用負担は利息ではなく手数料となります。借入枠を圧迫せずに資金調達できるのが特徴です。

金融機関からの借入金とは異なり、貸借対照表上の有利子負債が増えないため、銀行や取引先に対する財務指標への影響も限定的です。事前に手数料率を把握しておけば、月間の請求額に対するコストを予測しやすく、「短期的な資金繰り改善のために、どの範囲までファクタリングを使うか」という経営判断もしやすくなります。

公的債権(国保連)を対象とすることによる回収リスクの低さ

国保連債権は公的保険制度に基づいて支払われるため、民間企業との取引債権に比べて倒産リスクが事実上ほとんどなく、支払い遅延も限定的です。

その結果、ファクタリング会社側の想定損失が小さくなり、介護報酬ファクタリングは他業種のファクタリングよりも、利用しやすい条件が提示されやすい領域となっています。


介護事業者にとってのメリット

資金繰りが1.5ヶ月改善すると何が変わるか

資金繰りが1.5ヶ月分改善されることで、給与遅延の解消や支払猶予の減少、短期的な運転資金不足への即応が可能になります。

たとえば、賞与月や人件費が膨らみやすい年度末などでも、国保連からの入金を待たずに、給与・外注費・家賃・リース料などの固定費を滞りなく支払えるようになります。また、突発的な利用者増によるスタッフ増員やシフト拡大にも対応しやすくなり、「人手は必要だが資金が足りない」という理由で受け入れを制限するケースを減らすことができます。

人件費・採用・設備投資がしやすくなる理由

安定したキャッシュフローが確保されることで、採用判断や備品投資、サービス拡充に踏み切りやすくなります。

具体的には、以下のような「中長期的には必要だが、資金繰りの不安から先送りしがち」な投資を計画的に進めやすくなります。

  • 常勤職員の採用
  • 時給アップによる人材確保
  • 送迎車両の増車
  • 入浴機器やリフトなど安全設備の導入

カイポケ自体が勤怠管理や給与計算などの機能も備えているため、ファクタリングで確保した資金を、同一プラットフォーム上で人件費や設備投資に結びつけやすい点も特徴です。

銀行融資や一般ファクタリングとのコスト・手間の違い

銀行融資と比べると、審査が早く、借入とは別枠で資金化できる点が利点です。決算書や事業計画、担保や保証人の検討などが必要となり、実行まで数

カイポケファクタリングは、国保連への介護報酬請求と一体で利用できるため、手続きの手間を増やさずに、入金タイミングだけを前倒ししやすい仕組みです。請求額の約80%をおよそ1.5ヶ月早く受け取れることで、給与や家賃、リース料といった固定費を安定して支払いやすくなり、人員配置や設備投資など、中長期の判断もしやすくなります。

また、公的債権である国保連請求を対象としているため、回収リスクが低く、一般のファクタリングより利用条件が整えられている点も介護事業者にとって大きなポイントです。銀行融資や他社ファクタリングと組み合わせながら、自事業所の資金繰りサイクルに合った方法を選ぶことで、サービス品質を維持・向上させつつ、日々の運営を安定させやすくなります。

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