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日本の主要ファクタリング企業一覧【2025年版】

ファクタリングを検討する際、「どの会社を選ぶか」は資金繰りのコストや安心感を大きく左右します。本記事では、日本国内の主要なファクタリング企業一覧をタイプ別に整理し、手数料水準や入金スピード、オンライン対応の有無などを比較しながら、自社に合ったサービスを見極めるための基準を分かりやすく解説します。

目次

日本の主要ファクタリング企業一覧【2025年版】

ファクタリングとは

2社間・3社間ファクタリングの仕組みと特徴

ファクタリングとは、利用企業が売掛債権をファクタリング会社に売却し、手数料を差し引いた金額を早期に受け取る資金調達手法です。主なスキームは以下の2種類です。

  • 2社間ファクタリング
    売掛先への通知を行わず、利用企業とファクタリング会社の2社間で契約する方式です。機密性とスピードを重視する中小企業・個人事業主に向いています。
  • 3社間ファクタリング
    売掛先への通知・同意を前提とし、売掛先からファクタリング会社へ直接入金される方式です。回収リスクが低く、手数料を抑えやすいため、大口案件や継続的な取引に適しています。

銀行融資との違い(スピード・審査・担保)

ファクタリングは銀行融資と比べて、以下の点が異なります。

  • 入金までのスピード
    審査が比較的速く、即日~数日で入金されるケースが多く見られます。
  • 担保・信用情報への影響
    売掛金の売買契約であり貸金ではないため、原則として担保は不要で、信用情報への影響も小さい傾向にあります。
    その一方で、実質的なコスト(手数料)は銀行融資より高くなることが一般的です。
  • 利用しやすさ
    「売掛金の売買」であり貸金業法の対象外のため、決算が赤字でも、税金や社会保険料に滞納があっても、売掛先の信用力次第で利用できるケースが多い点も特徴です。

ファクタリングの利用に向いている企業・事業者

ファクタリングは、以下のような事業者に向いています。

  • 売掛債権が確実で、早期の現金化を求める中小企業、フリーランス、建設下請け企業、医療機関など
  • 「黒字だが資金繰りがタイト」「銀行融資枠を使い切っている」「決算内容が弱く追加融資が難しい」といった局面で、つなぎ資金を必要とする事業者

このような状況で、売掛金の早期回収によって一時的な資金不足を補う手段として利用が広がっています。


ファクタリング企業を選ぶ前に押さえたい4つのポイント

1. 手数料・買取率(1〜10%の目安と注意点)

一般的な手数料の目安は1〜10%程度とされますが、実際には双方の合意で決まり、期間や条件によっては年換算で非常に高率となる場合があります。概ね10%を超えると「高い」と判断されやすい水準です。

独立系ファクタリング会社は柔軟な分、案件次第で手数料が高止まりしやすい傾向があります。「総支払額」と「入金までの日数」から実質的な年率を意識し、2〜3社で相見積もりを取り、相場感をつかみながら比較することをおすすめします。

2. 入金スピードと対応時間

入金までのスピードは企業ごとに大きく異なります。以下の点を確認するとよいでしょう。

  • 即日や数時間での入金実績があるか
  • オンライン完結やAI審査の採用状況(これらを取り入れている企業は総じて処理が速い傾向があります)
  • 「当日入金の申し込み締切時間(例:◯時までの申込で当日入金)」
  • 土日祝の対応可否

小口・フリーランス向けのサービスでは、24時間見積もり対応をうたうオンライン完結型も増えています。

3. 取扱いスキーム(2社間・3社間・オンライン型)

自社の状況やニーズに応じて、適したスキームを選ぶことが重要です。

  • 機密性重視
    取引先に知られずに資金化したい場合は、2社間ファクタリングが向いています。
  • 手数料・取引先との関係を重視
    手数料を抑えたい、取引先との関係性を重視したい場合は、3社間ファクタリングが適しています。
  • 手続きの簡略化・オンライン化重視
    電子請求書やクラウド会計データと連携し、オンラインで必要書類を完結できる「非対面型」サービスが主流になりつつあります。事務負担を軽減したい場合に有効です。

4. 信頼性の見極め方(実績・グループ・無登録業者への注意)

ファクタリング会社を選ぶ際には、以下の点を確認してください。

  • 買取実績・運営年数
  • 金融機関グループに属しているかどうか
  • 登録状況や公式サイトでの情報開示内容

また、以下のような事例が見られる会社は注意が必要です。

  • 契約前見積もりと契約時の条件が大きく乖離する
  • 不明瞭な「事務手数料」「保証料」などが追加される
  • 支払遅延時に過度な取り立てを行う

複数社を比較し、口コミや専門家による解説も参考にしながら、無登録業者や過度な追加費用を求める事業者を避けることが重要です。


日本のファクタリング企業一覧【タイプ別】

独立系ファクタリング企業(中小企業向け中心)

即日・スピード重視の企業

QuQuMo(ククモ)

  • 特徴:オンライン完結・AI審査で見積もりが迅速に行えるサービスです。
  • 手数料・買取可能額の目安:手数料は概ね1.5%〜、数十万円〜数千万円規模まで対応可能です。
  • 取扱いスキーム:2社間ファクタリングが中心で、取引先への通知なしに資金化したい中小企業・個人事業主に利用されています。

アクセルファクター

  • 特徴:即日対応割合が高く、中小企業向けの案件に強みがあります。
  • 向いている利用シーン:急な資金繰りが必要な場面や、小〜中規模の請求書の資金化に適しています。
  • 補足情報:100万円〜1億円規模の買取実績を持ち、2020年代以降、「即日対応」「安心感」などの観点で各種ランキング上位に挙げられることが多い独立系ファクタリング会社です。

ビートレーディング

  • 特徴:累計取引額・件数が大きく、大口案件への対応実績があります。
  • 対応規模:大口案件にも柔軟に対応できる点が強みです。
  • 補足情報:累計買取額1,500億円超・累計取引社数7万社超の実績を公表しており、2社間・3社間どちらにも対応可能な「総合型」のファクタリング会社として知られています。

審査が比較的柔軟な企業

PMG、JTC、ベストファクター、うりかけ堂

  • 得意分野:いずれも中小企業向けで、必要書類が比較的少なく、審査が通りやすい傾向があります。最低買取額は各社で異なり、数十万円から対応するところもあります。
  • 共通する強み:赤字決算や税金・社会保険料の滞納がある場合でも、売掛先の信用力や取引実績を重視し、柔軟に判断する傾向があります。そのため、「銀行融資を断られた後の選択肢」として利用されるケースが多く見られます。

PMGの特徴

  • 補足情報:累計買取総額1,500億円超、累計3万件超の実績を公表しており、対面相談にも対応する、独立系の中では老舗クラスの事業者です。

大手金融グループ系ファクタリング企業(安心感・低コスト重視)

メガバンク系・信頼性重視の企業

みずほファクター、三菱UFJファクター、三井住友カード系、りそな決済サービス

  • 共通する特徴:3社間ファクタリングを中心に取り扱い、手数料は比較的低めの水準に抑えられています。全国対応で、金融グループとしての信用力が高い点が強みです。取引先への通知は基本的に前提となります。
  • 利用シーン:売掛先が大企業や公的機関など信用度の高い取引先である企業に適しています。海外取引への対応や、グループ内の決済サービスと組み合わせたスキームも利用可能な場合があります。

通信・大企業グループ系

NTTファイナンス ほか大手グループ関連サービス

  • 特徴:サプライチェーン金融や大口案件に強く、グループのシステムと連携した安定的な資金供給が可能です。
  • 補足情報:親会社グループが持つ取引ネットワークを活かし、IT・通信・インフラ関連など、長期の継続取引を前提とした債権保証型サービスも展開しています。倒産リスクのヘッジを目的として導入する大企業も増えています。

FinTech・オンライン完結型ファクタリング企業(少額・フリーランス向け)

オンライン特化・クラウド連携に強い企業

OLTA、マネーフォワードアーリーペイメント、labol(ラボル)

  • 特徴:電子請求書やクラウド会計ソフトと連携し、AI審査で24時間見積もり対応を行うなど、オンライン特化型のサービスを提供しています。少額案件や事務負担の軽減を求める事業者に向いています。
  • 補足情報:
    • OLTAはクラウド会計・請求書サービスとのAPI連携に強く、データ連携のみで審査が完了するケースもあります。
    • マネーフォワード連携サービスでは、自社で発行した請求書をそのまま画面上で買取申請できる手軽さが評価されています。

フリーランス・個人事業主向け少額ファクタリング

ペイトナー、PAYTODAY、FREENANCE

フリーランス・個人事業主向けのサービスは、少額の請求書でもスピーディーに資金化できる点が特徴です。IT、デザイン、ライティング、動画制作、コンサルティングなど、プロジェクト単位の請負契約が多い業種との相性が良く、報酬の支払いサイトが長い場合のつなぎ資金として活用されています。

サービス名 主な対象 特徴
ペイトナー フリーランス・小規模事業者 オンライン完結・少額から利用可能で、報酬の早期受取に特化
PAYTODAY 個人事業主・中小企業 スピード重視で、最短即日入金の実績あり
FREENANCE フリーランス ファクタリングに加え、損害賠償保険などフリーランス向けサービスも提供

タイプ別ファクタリング企業の特徴まとめ

タイプ 主な例 向いている利用者 強み 留意点
独立系 QuQuMo、アクセルファクター、ビートレーディング、PMGほか 中小企業・個人事業主・赤字決算企業など 審査が柔軟でスピード感があり、2社間にも対応しやすい 案件によっては手数料が高めになりやすい
大手金融グループ系 みずほファクター、三菱UFJファクター、三井住友カード系、りそな決済サービス、NTTファイナンス 大企業〜中堅企業、安定取引の多い企業 手数料水準が比較的低く、信用力・安心感が高い 3社間が中心で、取引先への通知が前提になりやすい
FinTech・オンライン完結型 OLTA、マネーフォワードアーリーペイメント、labol、ペイトナー、PAYTODAY、FREENANCE フリーランス・小規模事業者・少額案件メインの企業 オンライン完結・少額でも利用しやすく、事務負担を軽減 取引額が大きすぎる案件には向かない場合がある

まとめ:自社に合ったファクタリング企業を選ぶために

本記事では、日本国内の主要ファクタリング企業を「独立系」「大手金融グループ系」「FinTech・オンライン完結型」という3つのタイプに分けて整理し、それぞれの特徴や向いている利用シーンを確認してきました。

あらためて押さえておきたいポイントは、次の4点です。

1. 手数料・買取率

提示された手数料だけでなく、「総支払額」と「入金までの日数」から実質的な負担を把握し、必ず複数社で相見積もりを取ることが欠かせません。

2. 入金スピードと対応体制

即日入金の可否や、申込締切時間、土日祝の対応有無、オンライン完結かどうかを事前に確認し、自社の資金繰りサイクルに合うサービスを選びましょう。

3. スキームの違い(2社間・3社間・オンライン型)

機密性を優先するのか、コストを抑えたいのか、事務負担を軽くしたいのかといった優先順位を整理し、自社に合ったスキームを選ぶことが重要です。

4. 企業の信頼性と透明性

実績やグループ、登録状況、公式サイトでの情報開示内容を確認し、契約直前で条件が大きく変わる事業者や、不明瞭な手数料を請求する事業者は避けるようにしましょう。

同じ売掛金を資金化する場合でも、選ぶファクタリング企業によって、コスト・スピード・安心感は大きく異なります。本記事の内容を参考に、タイプ別の特徴と自社の状況を照らし合わせながら、最適なパートナーを選定していきましょう。

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